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2025/09/01 23:49
ヌメ革製品の取り扱いとお手入れ方法
ヌメ革は、繊細でデリケートな素材だからこそ、少しだけ手間をかけてあげることで、その美しさがより際立ちます。
日常の取り扱い注意
- 水分に注意: 雨や飲み物など、水に濡れるとシミになりやすいのがヌメ革の最大の弱点です。もし濡れてしまったら、すぐに乾いた柔らかい布で水分を拭き取り、風通しの良い日陰で自然乾燥させてください。ドライヤーや直射日光は、革の変形やひび割れの原因になるため避けてください。
- 直射日光を避ける: 日光に当たりすぎると、急激な変色や乾燥によるひび割れを起こすことがあります。保管する際は、直射日光の当たらない、風通しの良い場所に置いてください。
- 摩擦に注意: デニムなどの色移りしやすい素材と長時間擦れると、色が移ってしまうことがあります。
お手入れ方法
- 乾拭き(毎日): 柔らかい布で、表面のホコリや汚れを優しく拭き取ってください。これだけでも、革に自然なツヤが生まれます。
- クリームの塗布(月に1回程度): ヌメ革専用のデリケートクリームを少量、清潔な布に取って、薄く均一に塗り広げてください。乾燥を防ぎ、革の柔軟性を保つ効果があります。塗りすぎはシミの原因になるため、少量ずつ試しながら行ってください。
- ブラッシング(時々): ホコリを払う際は、馬毛ブラシなど柔らかいブラシを使うと、革を傷つけずにきれいに保てます。
その他の革製品の取り扱いとお手入れ方法
一般的なクロームなめし革など、多くの革製品に共通する取り扱いとお手入れ方法です。ヌメ革ほどデリケートではありませんが、少しの気遣いで長くきれいに使えます。
日常の取り扱い注意
- 水分を避ける: ヌメ革ほどではありませんが、水濡れはシミやカビの原因になります。濡れた場合はすぐに乾拭きしてください。
- 高温多湿を避ける: 高温多湿な場所に長時間置くと、カビや劣化の原因になります。
- 直射日光を避ける: 長時間強い日光に当たると、色あせや変色を起こすことがあります。
お手入れ方法
- 乾拭き(毎日): 表面のホコリを柔らかい布で優しく拭き取ってください。
- 専用クリームの塗布(2〜3ヶ月に1回程度): 革の種類に合ったクリームを少量取り、薄く塗り広げてください。革に栄養を与え、ひび割れを防ぐ効果があります。
- 防水スプレー: 水分や汚れから守るために、防水スプレーを使用するのも効果的です。ただし、必ず目立たない場所で試してから全体に均一にかけてください。
どちらの革も、日々の小さな気遣いが、長く愛用する秘訣です。
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